園長ブログ

2019-01-01

『恩回し』で良い一年を!

新しい年を迎えましたが、時が過ぎるのはあっという間に感じます。みなさんは、お正月をどのように過ごされましたか?園に戻ってきた子どもたちは、口々にそれぞれの休みの出来事を教えてくれました。話をしているみんなの顔は、キラキラ輝き、うれしい時を家族と過ごせてたんだな~♪よかったな~♪と心がほっこり温かくなりました。

 さて、そんなお正月の元旦の日に出かけた先での出来事です。出かけた先で、その地方の文化、風習に出会いました。そこでは、新しい年を迎える時には、その年の縁起のいい方角に向かって自分の数え年と抱負を声に出して言う。という習慣があるのです。そして、たまたまそこに集まった一緒にいる人たちに、その声を聞いてもらうのです。私はクリスチャンではありますが・・・お邪魔させてもらったので、皆さんとその時間を共有しました。

そこには、若い方も数名いましたが、ほとんどがステキに年を重ねられている先輩方でした。みなさん、突然、そこの土地の主に「さぁ~みなさん、ここに来たからには、やってくださいよ~!」と言われ、「えー!年を言うんですか~Σ(´∀`;)」と言いながら、それぞれが年を言い、一年の抱負を言いました。ひとりが言い終わると拍手が上がり、それだけで楽しい気持ち高まる時間でした。かわいい小学生たちの夢溢れる声を聞いたり、中学3年生の目の前にやってくる現実の受験への想いに、みんなで応援の声をかけ、その時に初めて会う人たちばかりなのに、お互いのステキな一年を願いあう一体感がうまれていきました。

その中で、ひとりのお父さんが言われた言葉を聞き、覚えておこう!私もその想いを大切にしたい!と思う話がありました。その言葉が「『恩回し』の年にしたい!」というものでした。人は誰かから必ず「ありがとう💛」と思うことをしてもらっている。ただ、その受けた恩は、その恩をくれた相手に直接に返すことはできないし、その人に返していたのでは、恩はそこだけの行き来で終わってしまう。恩というものは、もらったら、その人とは違う相手に別の形の恩に変えて、ありがとうの気持ちと共に分けることです。それが恩回し!そうやって、いろんな人に恩が広がり、その結果、みんなに幸せが広がる!というのです。どうです?ステキな話ではありませんか?

そこでみなさんにも、新しい年を過ごしていく中で、あたたかいお話として気持ちのおすそ分けです。みなさんのまわりに「ありがとう💛」が膨らんでいくと嬉しいですね。よい一年になることをお祈り申し上げます。

園長 多胡淳子

 

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