園長ブログ

2018-09-01

人間が複雑であることの出発点

愛光には、新聞を読むこと!を日常の生活の中で大事にしている職員がいます。そして、読んだ記事の中で「これは!」「?」など、愛光の教育・保育につながることは、ためらいなく押し付けて(笑)、いやいや!提供してくれます。

7月の終わりころにも、一枚の記事を渡してくれました。

「同僚はAI、心も読めます」というタイトルの日経新聞の記事です。

「AI (人工知能)化が進んで行く中で、ただ恐れるのではなく、AIの技術を正しく知った上でAI と何ができるかを考えよう!」という内容です。そうです! AIとの共生を提案しているのです。そして、それだけで終わるのでなく、では、そのために人間にはどのようなスキルが必要とされるか?ということを記事にしているものでした。

結論は、AIを開発している小川修平さんの言葉を借りて「人間が複雑であり続けること」であり、さらに筆者自身の言葉として「人間は1人ではない!集団の中でこそ力を発揮する」という締めくくりでした。

複雑であることの学びや体験、そして1人でないことの出会いの出発点となるのが、乳幼児期ではないでしょうか?そうです、愛光で過ごしている子どもたちの「今」の時間こそ、AIが社会の中で機能する将来のために大切に向き合うべき時間なんだ!そのことを大人である私たちが意識して、その姿を示してあげることが大事なのだと思いました。

もちろん、こうあるべき!の決めつけは、できません。でも、子ども時代は、本当に大切な時です。

2学期は、行事もあり、自分で考えたり、新しいことに出会ったり、人と一緒に経験を積み重ねることができる時です。存分に子どもたちの体の中に、その喜びや困ったことの中で創り上げていく体験を溶け込ませていきたいものです。

園長 多胡淳子

 

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