園長ブログ

2016-04-18

『大きくなるってうれしいね。』

　新年度です。始まったな〜！！と新しい出会いにワクワクしています。

　そんな中・・・幼児クラスでは、今までそら組さんだったひとりの女の子が、「せんせい〜見てごらん。○○（（自分）ちゃん（自身の）！（こと））のことを抱っこしてごらん！」と言い、自分が遊んでいるところから、すくっと立ち上がって近づいてきました。「どれどれ」と言いながら抱き上げると、「ねぇ〜すごいでしょう。重くなったでしょう。大きくなったでしょう。」と言って、ニッコリ笑う顔。「本当だね〜。大きくなったね。」の返事をすると・・・それを聞いていた周りの子どもたちが、「私も〜」「ボクも〜」と言いながら、それぞれの大きくなったことを口々にアピールし始めました。名札を見せて「たんぽぽ組〜！」と言う子どももいれば、乳児クラスでは履くことができなかったスカートを見せて、くるりとターンしてくれたり、それぞれが大きくなったことをほこらしげに自慢をしてくれました。

　乳児クラスでは、今までと違った環境に、進級した子どもたちは戸惑う姿がありました。え〜なんで、私たちの部屋に、わたしたちより小さな知らないお友達がいるの〜？という心の声が聞こえてくるようでした。新しく愛光幼稚園の子どもとなったお友達も、なんでお母さんと別れないといけないの〜？と泣く姿があります。それどれの出会いに驚きがありました。

　幼児クラスに進級した子どもたちの姿、乳児クラスの新しい環境への戸惑いや困っている子どもたちの姿！どちらもなんて、かわいい姿でしょうか。また、春休み期間として、お家で過ごしている子どもたちは、どんな思いをもって幼稚園にやってくるのでしょう。楽しみです。

　2016年度も子どもたちが成長する中で、様々な姿を見ることができることでしょう。うれしいこと、戸惑ったり、困ったこと、驚きや新たな発見等々、いろんな姿を見つけてどの姿も大切にしてあげたい姿です。

　子どもたち自身が自分の思いを外に表現するどんな姿も、大事にしていきましょうね。子どもの思いにホッコリと近寄って、認めてあげることから、子どもたちと触れ合い、時には、子どもと一緒に考え、時には、子どもの育ちを信じて待つ、大人の思いの方に子どもを引っ張り上げるのではない大人でいたいですね。

　さあ！今年度も豊中愛光幼稚園は、『こどもを真ん中に〜』していきますよ〜〜〜。

　どうぞ、よろしくお願いいたします。

認定こども園 豊中愛光幼稚園
園長　多胡淳子