園長ブログ

2018-06-01

毎年、ゆり組のこどもたちは

毎年、ゆり組(年長児)のこどもたちが、朝顔の種を蒔きます。ひとりひとりが責任をもって自分で育て、クリスマスを迎えるころには、その朝顔の蔓を使ってクリスマスリースをつくって楽しんでいます。

「どんな花が咲くのかな~」「はやく大きくならないかな~」「水やり忘れないようにしないと!」口々にこどもたちの思いが溢れ、花を咲かせる時を楽しみにします。なので土のお布団からかわいい芽が顔をのぞかせた時には大騒ぎです。そして、夏休みを迎えるころになると、こどもたちが育てた朝顔の花がつぎつぎに花を咲かせます。毎朝の登園時に、花がこどもたちを迎え入れてくれ、大喜びします。

そんな朝顔の栽培でこの何年間か、困ったことがおきています。それは、ふつう夏真っ盛りを迎え始める7月頃に花を咲かせる朝顔たち。ここ何年か、その時期を迎えてもなかなか花を咲かせてくれないのです。そろそろリースづくりに取り掛かろうかという頃に、ようやく花を咲かせたり、咲いても、1輪か2輪だけだったり、ということが起こっています。

どうすれば夏を迎えるころに花を咲かせてくれるだろうか?

この何年か、こどもたち、先生たち、そしてお家の人たちも一緒になって色々と考えています。

 肥料が足りないのか?と肥料や土を替えてみたり、水のやりすぎか?と水やりの方法や量や時間を考えてみたり、双葉が出た時に芽を摘んで、蔓がたくさん出るようにした方が花がたくさんつくね、とそれを試してみたり、種をまく時期をもっと早くしてみたらいいのでは?等々、考えてトライします。

 そして今年は、もしかしたら置いている場所(夜も外灯の光が届く場所に置いていたので…)が悪いのでは?朝顔自体が眠って成長する時間がないからでは?ということになりました。そこで今までは、園庭の陽もあたり、こどもたちみんなが見える場所においてある朝顔の場所を別の場所へと移動することになりました。その場所は、陽はあたるけれど、夜はぐっすり眠れる場所です。園庭の中では、目立たないところではありますが、安全な場所(大型遊具シャトレーの裏)でもあります。それは、かわいい小さなこひつじクラス(乳児クラス)のちびっこギャングたちに植木鉢をひっくり返される心配が極めて少ないからです。(笑)

 そんな相談のやり取りを見ていて、まるで幼稚園そのものだな~と思いました。これからの未来に向かって進むこどもたちの幼稚園です。大きくなりたい!と毎日を生き生き、のびのび遊ぶこどもたち。そして、その成長を楽しみに待つ大人たち。うれしいこと、困ったこと、いろいろなことがありますが、みんなで考え、みんなで環境づくりをする中で、こどもたち自身が自信をもって大きく育っていってほしいと思います。

さてさて、朝顔は、どんな成長の様子を見せてくれるでしょうか・・・?こどもたちと一緒に楽しみに待ちたいと思います。

園長 多胡淳子

 

学校法人 豊中キリスト教会学園
幼保連携型認定こども園

豊中愛光幼稚園

  • 〒560-0024 大阪府豊中市末広町1-2-28
  • TEL:06-6853-9677
  • FAX:06-6853-9687
お問い合わせ