園長ブログ

2018-04-01

ドキドキ、ワクワクの2018年度が始まりました。

ドキドキ、ワクワクの2018年度が始まりました。さて、新しい出会いの中で、困ったことや楽しいことを経験して成長するこどもたち！！

どんな姿が見られることでしょう。楽しみです。

毎月の園だよりを通して、こどもたちの育ちについてやありのままのこどもたちの楽しい姿を発見し、ポロリとみなさまにお伝えしたいと思います。

4月の幼稚園は、様々な笑い声や泣き声の大合唱で始まりました。ひとりひとりがひとつ大きくなったことを喜びながら、出会いと別れを実体験しています。

　

　3月まで、にじ組（0歳児）でほし組（1歳児）に進級した3人のこどもたちは、これまで園の中で一番小さかったこどもたちでした。その中のひとりのＹくんの成長の話しです。Ｙくんは一年を通して、園が安心できる場所へと変わっていきました。特に組の担当の先生との温かい時間は、愛されていることを実感し、『大丈夫！！』という安心の気持ちを大きく膨らませていました。見ている方もうれしくなるほどでした。だから、「進級して、自分の組の担当先生でないと気づいた時にどんな姿を見せてくれるだろうね。」と先生たちで話していました。

4月になりました。

いよいよ、明日から分かれるよ！！となった時です。その日のこどもたちの姿を振り返る時間の中で、Ｙくんに声かけをしようとなりました。そして担当の Ｉ 先生からＹくんへ話をしました。「先生は、Ｙくんと一緒の幼稚園にいるよ。でも、今年は組が違うよ。明日、先生は、新しいおともだちを迎え入れるから一緒にいられない時間もあるよ。一緒にいられなくてもＹくんのこと大好きだよ。今までと変わらず大丈夫だからね。」と伝えたのです。Ｙくんが先生の話を聞く姿は、それはそれは一生懸命だったそうです。そして、話はこれで終わりません。Ｙくんは先生の話を聞いた後に、その先生の目を見て、『いや』と！！ハッキリと言いました。

　こどもたちが育つ姿は、本当に素晴らしい。小さくても大きくても関係ありません。こどもたちは、本当によくわかっています。だからこそ、今年1年もこどもたちの育ちをひとりひとり大切にしたいと思います。イヤと自分の気持ちを表現したＹくん！！しばらく心が行きつ戻りつすることでしょう。でも、大丈夫です。にじ組（0歳児）の時に愛される経験をからだに染み込ませています。もちろん、他のこどもたちも同じです。

2018年度は、105名のこどもたちでスタートしました。愛で満たされた楽しい園生活の環境を整え、こどもたちの成長を見守りたいと思います。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

園長　多胡淳子