園長ブログ

2019-09-10

自分で選んで、学びを選ぶことの大切さ

このところ、なんだか思わぬ天気に振り回される園生活です!自然の力の大きさを思い知らされます。そんな中でも楽しむことと子どもの育ちを考えることのできる園生活を送りたいですね。

8月の最終週は、夏期保育で久しぶりに全園児が園に集まりました。天候不良により水あそびこそできませんでしたが・・・泥んこ遊びに氷遊び!ボディーペインティングにスライム作り!などなど、色々な感触をおもいきり楽しむことできる、夏だからこそのあそびに取り組みました。黙々とひとりで感触を楽しみながら遊んでいる子どももいれば、お友だちと歓声をあげながら楽しむ姿もあり、それぞれがのびのび遊んでいました。そして、夏期保育最終日には、ゆり組(くじらクラス:年長児)の子どもたちは、「また2学期会おうね〜~~!バイバーイ」と、また今から長い休みが始まるかのようなに別れを惜しむ姿を見せていました。その姿を見て、また話を聞いて、お互いに過ごした夏の期間を大切にし合い、久しぶりに会えた中で一緒にあそべたうれしさが心にあふれたのだな~!素敵な子どもたちだな~♪と思いました。

いよいよ2学期が始まります。園全体で取り組む様々な行事を通して、子どもたちの育つ姿が見られることでしょう。その中で、子どもたち自身の発信で広がっていく教育・保育環境となるように心がけていきたいと思います。

園の教育・保育顧問の立野先生に、7月の園内研修と8月30日に開催された『パパの子育て講座』の中で教えていただいた、言葉をご紹介します。

『子どもが、他の人から話を聞かされると、10聞いた話のうち、せいぜい2しか覚えていない。同じように、こうしてするのよと、目の前で10見せられたことのうち、5しか覚えていない。
次に、実際に手に取って、10回触ってみることを繰り返しても、記憶に残るのは7くらいのものです。
でも…子どもたち自分自身が、自分で決めて、学びを選んだ時は、10個の事柄のうち9は覚えているものです。』

これはイタリアの医学博士、幼児教育者、科学者、『モンテッソーリ教育法』の開発者であるマリア・モンテッソーリさんが1913年にアメリカで講演した時のお話しだそうです。

ぜひ、毎日の生活の中で、愛光に集うみなさんとともに、一人ひとりの今の育ちに合わせて、子どもたち自身が選び、学んでいくことのできる環境づくりをしていきたいと思います。また、こどもの育つ姿を信じて待つこと、応援することのできる大人として、2学期の園生活を盛り上げてくださるようにお願いしたいと思います。

園長 多胡淳子

 

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